20年前の大学生によるキャッシング・ローン

大学の授業料を自分で払うことに。

20年前、諸事情により、親の不手際につき、大学の学費・授業料を自分で払うことに。これを払わないと卒業できません。内定している大学院にも進学できません。当時、国立の大学授業料は年額約50万円弱。アルバイトはしていたけど、そんなに貯金はありません。親にも相談できません。というより、親が原因なので頼れない。学生なので、銀行でも借りられるわけがないし、友人も学生なので無理。そこで、当時CM等でよく知られていたサンライフの「るすばんくん」を利用することにしました。※2016年現在、サンライフは存在しません。

■20年前の即日審査

まずは審査をすることに。無人型のATMのような部屋に入り、免許証・収入・理由等の個人情報を用紙に記入し、機械に通しました。すると、機械の画面に担当の方が出てきて、TV電話状態に。担当と用紙に記入した内容についての確認を再度し、しばらく画面前で待機することに。待つこと10分。この時間が審査の時間だったみたいですね。結果ですが、飲食店や家庭教師のアルバイトでそこそこの収入が当時あったのが良かったみたいで、無事審査には通ることが出来ました。そして、その場で申請額の50万円を借入することとなりました。

■返済、しかし減らない元本

返済はリボ形式しか選べず、当初は月額2万円の返済を指定されました。2万円なら何とかアルバイトで返済できます。ただし、金利は年率20%をこえていたため、なかなか元本が減っていきません。毎月2万円返済した分のうち、金利分は1万3千円程です。元本からは月に7,000円程度しか減っていきません。そして、返済をしばらくしていき、元本が残り40万円を切ったころです。

「毎月の返済は15,000円で良い」と通知が来ました。「少し楽になる!やった!」と最初の月は思ったのですが、翌月になってやっと気づきます。15,000円だけの返済にすると、やはり、元本は7,000円ほどしか減らないのです。早く返済を済ませたいのに、これでは返済完了が遅れてしまいます。なので、翌月からはやはり2万円ずつ返済を続けていきました。

■在籍確認

大学を無事卒業し、ある企業に契約社員として数年間勤めていました。サンライフからは、不定期に在籍確認が入りました。「○○と申しますが、□□さんいらっしゃいますか?」という文句で必ずかかってきます。○○の名前はだいたい2・3人の名前をローテーションして使っている様子でした。困ったのは、必ず勤務時間中に会社へ電話をかけてくること。毎回毎回「○○ってだれ?」という受付担当からの質問に対して、適当な返事をするのが面倒でした。

■誰にも知られてはいけない。

この借入は、いわゆる「サラ金からの借金」です。親にも友人にも誰にも知られたくはありません。だから、返済には細心の注意を払いました。ATMに行く時間帯はなるべく夜間に、なるべく人通りが少ない店舗に、自分だとわからい格好で。そのためには、どこに店舗があるのか把握しておく必要があります。当時のサンライフは県内外に複数店舗あり、状況によって店舗を選ぶことが出来ました。

■増額の勧誘を受ける

ある程度、元本が減ってきたところに、突然一本の電話が鳴りました。内容は「あなたは当社の審査を受けて、増額融資の資格を得ることが出来ました。来月より、限度額が現在の50万円から100万円に上がりますが、お手続きなさいませんか?」というもの。もちろん私は断りました。どんどん元本を減らしているのに、今すぐにでも全額返済したいのに、どうして新たに融資=借金を増額しなければならないのか、甚だ疑問でした。ま、なかにはやりくりが上手くいかなくなって、自転車操業になっている人もいるのでしょうね。そんな人からすれば、喉から手が出るほど有りがたい勧誘だと思います。

■念願の解約

順調に返済できた月もあれば、できなかった月もあり、全額返済には5年ほどを要しました。簡単に計算すると、5年×12ヶ月×2万円=120万円を、一時の50万円捻出のために支払ったことになります。最終月に支払いを終え、ATMで解約手続きをし、カードを破棄し、とても解放された気分になったことは、今でも鮮明に覚えています。いかし、誰にも明かすことはできませんけどね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です